生きものたちは、ひとりぼっちで生きているわけじゃない。食べたり食べられたりしながら、大きな「いのちのくさり」でつながっているんだ。そのしくみを、もう一歩ふかく見ていこう。
生きものたちは、食べたり食べられたりしながら、まるでくさりのようにつながっているよ。たとえば草原では、草をバッタが食べ、そのバッタをカエルが食べ、カエルをヘビが食べ、ヘビをタカが食べる、というつながりがあるんだ。この「食べる・食べられる」の関係を「食物連鎖(しょくもつれんさ)」というよ。
実際の自然の中では、1本のくさりだけでつながっているわけじゃないんだ。カエルはバッタ以外の虫も食べるし、ヘビはカエル以外の生きものもねらう。こうして、たくさんの食物連鎖がからみ合って、あみの目のようになったつながりを「食物網(しょくもつもう)」というよ。
トンボの子ども(ヤゴ)は、きれいな水の中でしか育つことができないんだ。だから、田んぼや池でトンボがたくさん見つかると、その場所の水がきれいだという合図になるんだよ。このように、いるかいないかで環境のようすがわかる生きものを「環境指標生物(かんきょうしひょうせいぶつ)」というんだ。
食べる数と食べられる数を積み重ねると、ピラミッドのようなかたちになるよ。いちばん下には草や木などの「生産者」がたくさんいて、上にいくほど、その生きものを食べる生きものの数は少なくなっていくんだ。これを「生態系ピラミッド」というよ。ピラミッドのどこかが大きくくずれると、全体のバランスがくずれてしまうんだ。